現在、私は分散型SNS「Mastodon」を用いて、サーバを3カ所運営しております。
いずれも、さくらのVPSの2Gプランを用いて運営しているのですが、それにかかる費用が年額で約6万円にもなっております。
私のような人間にとって、年額6万円というのは決して安い金額ではありません。
そこで、コスト削減のために、運営中のサーバのうちの1カ所につきまして、閉鎖するか、さくらのVPSの利用を取りやめてホスティングサーヴィスに移行するかのいずれかを検討し始めております。
ホスティングサーヴィスの利用の検討を始めたきっかけは、相互フォローとなっている佐々木将人氏の本日0:17のご発言です。
私は2017年4月に初めてMastodonに触れて以来、他者が管理するサーバに対し居心地の悪さを感じ続けておりました。そこで、翌5月には初めて自分のサーバを立ち上げ(現存せず)、その後も自分専用のサーバや他者様を迎え入れるサーバをいくつか立ち上げました。
そのうちのいくつかは、VPSではなく、Mastodonのホスティングサーヴィスを用いて立ち上げました。しかし、やはり様々な制約があって、不便に感じていたのも事実です。
その後、自分も用いていたホスティングサーヴィスそのものがなくなってしまい、現在では、私が運営するMastodonのサーバ3カ所は、いずれもさくらのVPSを用い、メンテナンスも自分でおこなうこととなっております。
とは言え、正直、自分でメンテナンスするのはなかなかしんどいです。まだサーバ運営になれていなかった2017年頃は、何度もメンテナンスに失敗してしまい、コミュニティの閉鎖をも余儀なくされました。今ではだいぶ手慣れてきたとは言え、それでも失敗したらどうしようかと戦々恐々としてしまいます。
先述の佐々木将人氏のご発言で、氏は次のように述べられています。
やはり自分が技術を見なくていい=コンテンツ書きに専念できるのは楽でよいです。私はサーバーを動かしたいのではないので……。
これは全くその通りで、誰かにメンテを任せられるならそうしたいです。
もっとも、自分のいわゆるお一人様サーバ「Telmina One」とリベラル専用コミュニティ「LIBERA TOKYO」の2カ所につきましては、言論の自由を最大限確保する観点から、ホスティングサーヴィスを用いるのではなく、自分でサーバの管理者権限も握っておきたいです。
自分の運営するサーバで残った一つ「まいった〜」については、あえて大手コミュニティをブロックしたコミュニティのニーズはあるだろうと思い運営を始めたまではよいものの、残念ながら現在では管理者である私を含め誰も活用していないという有様です。これについて、まだ確定ではありませんが、完全閉鎖するかホスティングサーヴィスに移行するかを、今週中に決めたいと思っています。
もし、ホスティングサーヴィスを用いる場合、日本人によって運営されている「Hostdon」というサーヴィスを利用する可能性が濃厚です。プランと価格を確認したところ、「まいった〜」で利用するのに適していると思われる「スタンダード」プランの場合、安価なシンガポールリージョンでは900円/月(年額の記載は無いので、おそらく単純に月額の12倍、つまり10,800円/年だろう)、東京リージョンでも14,040円/年となっていて、さくらのVPSの2Gプランを契約して自力でメンテナンスするよりもはるかに安上がりです。
「Hostdon」の場合、既存のインスタンスからの引っ越しも無料で行えるとのことですので、これもそちらの利用を検討するに至った理由の一つです。
今後の「まいった〜」の運営方針については、先述の通り今週中に決めたいと思います。