2021年01月09日

トランプ氏Twitter永久凍結と、そこから見る言論の自由の確保、維持について

 日本の東京周辺1都3県では新型コロナウイルス蔓延による2度目の緊急事態宣言発令後最初の週末を迎えた本日の朝、インターネットの世界ではある意味衝撃的な事件が起きました。

 ドナルド・トランプ米国大統領のTwitterアカウントが、Twitter社によって永久凍結されたとのことです。

永久凍結されたトランプ氏のTwitterアカウント

 トランプ氏のアカウントは少し前にも一時的に凍結されていましたが、凍結解除後になされたツイートが、暴力を助長する可能性があるなどと判断された模様です。

 この記事の中では、最後に、トランプ氏が次のような声明を発表したとしています。

「近い将来、自身の新たなプラットホームを立ち上げることも検討している。我々が沈黙することはない」

 自分が真っ先に思いついたのは、いわゆる分散型SNS(Fediverse)のプラットフォームを採用して独自にコミュニティを立ち上げる、というものです。例えばMastodonでトランプ氏自身が中心となってコミュニティを運営するとか。実際にトランプ氏がどう出るかはわかりませんが、可能性としては大いにあると思います。

 自分は基本的に、トランプ氏と思想信条が合うことはありません。少なくとも、彼の白人至上主義や排外主義は全く相容れないものです。そして、彼の支持者が連邦議会議事堂を占拠したということに対しても。そして、今回のTwitter社の措置に対しても、私は妥当と思っています。

 とはいえ、それでもなお彼をすごいと思えるのは、永久凍結されてからの動きの素早さです。そして、「新たなプラットフォーム」に言及したということも。

 これ、日本のSNS(とりわけTwitter)界隈における、いわゆる政治クラスタと呼ばれている人々にとっても、大いに見習うべき点はあるのではと思います。


 トランプ氏は自身のアカウントが凍結されたことを受けて、Twitterが言論の自由を禁じる方向にますます進んでいると非難したとのことです。

 しかし、規模の違いこそあれ、同じようなことは既に一般人レベルでは起きています。

 とりわけTwitterの日本語圏では、いわゆるリベラル(自由主義者)と呼ばれている人々に対する理由不明の凍結や、凍結に至らずとも何らかのペナルティが科せられるケースが増えています。軽微なペナルティであれば私のTwitterアカウントでも何度も受けております。

 しかし、ではTwitterで不当な扱いを受けているリベラル諸氏が言論の自由の確保のために何かしらのアクションを起こしているのかというと、自分はそのような話を聞いたことがありません。強いて挙げれば、私がMastodonでリベラル向けコミュニティ「LIBERA TOKYO」(あるいはその前身となった「LIBERA S2」)を立ち上げていることぐらいですが、私やこのコミュニティの参加者の方々がリベラル諸氏に「LIBERA TOKYO」への参加をいくら呼びかけても、手応えがまるでありません。まあ、そこを管理しているのが私・テルミナトレードマーク(TM)というたいした影響力も無い一個人であるというのもあるのかも知れませんが、にもかかわらず、私が頼りないなら自分がもっといいコミュニティを作ってやるよという動きを全く観測できません。

 彼らからも、Twitterに対する不平不満の声は出ているのです。しかし、そこで止まっています。Twitterで自由に発言できないなら新たな発言と連帯の場を探そう、無ければ作ろうという動きが、全く見えません。

 先ほど私は「LIBERA TOKYO」というリベラル専用コミュニティを立ち上げていると申し上げていますが、これがあるからと言って似たような趣旨のコミュニティを(Mastodonに限らず)Fediverseで立ててはならないという話はどこにもありません。実際に、私が「LIBERA TOKYO」の前身「LIBERA S2」のさらに前身となった初代「LIBERA」を2017年夏に立ち上げたときは、そのとき既に存在していたAntifa向けコミュニティ(現存せず)に当時参加していた自分がそこを自分の居場所ではないと考えたからという事情もあります。

 日本のリベラル諸氏の中には、トランプなんて見習いたくも無いと思っている人は少なくないと思います。しかし、彼らにこそ必要なのが、善し悪しはともかくトランプ氏が声明を出したように、新たなプラットフォームを立ち上げることです。そして、沈黙しないこと。我が「LIBERA TOKYO」にお越しになっても構いませんし、私が頼りない、私の運営に不安があるというのであれば、ご自身でコミュニティを立ち上げれば良い。言論の自由を守るために、私たちのほうこそ不断の努力を続けなければならないのです。

posted by Telmina at 15:32| Comment(0) | Twitter
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