2020年10月20日

昔はよかった…

 少し前から、ヨドバシAkiba7階の書籍店「有隣堂」に、「時刻表完全復刻版 1988年3月号」なるものが置かれていました。

 自分は大抵、この手のものは立ち読みで済ませてしまうのですが、今回は散々立ち読みした末にそれでも満足できず、有隣堂で1冊購入することとなりました。

 1988年のこの時期は、ちょうど青函トンネルと瀬戸大橋の開通で本州と北海道、四国がレールでつながった時期です。

 しかもこの時期は、1987年の国鉄分割民営化からまだ日が浅く、JR各社間を直通する列車がまだ多数運転されていました。今ではJRの定期列車から消滅してしまった急行列車も多数設定されていて、千葉方面と大都市圏、新幹線を除き、今とは比べものにならないくらい鉄道のダイヤが面白い時期でもありました。

 国鉄を無理矢理分割した上で民営化したことにより、本州以外を拠点とするJR旅客3社(と貨物)がその後苦境に立たされてゆくわけですが、1988年はまだその弊害が顕在化していない時期でもあり、時刻表を眺めているだけでも旅情をかき立てられました。

 昔はよかった、とじじくさい一言も言いたくなります。東京近郊にいると気づきにくいのですが、今では地方線区の廃止や第三セクターへの移行などが進み、JRのまま残っている線区でも、優等列車を含め他線に直通する列車は減少しています。特に悲惨なのが整備新幹線の並行在来線区間で、京都在住の私の親戚など、新潟に行くのに、北陸新幹線が出来る前は金沢で特急を1回乗り継げば新潟までたどり着けたのですが、今では乗換回数がさらに最低1回は増えて、高くなった上に不便になるという踏んだり蹴ったりな状況に追い込まれています。

 今更ながら、国鉄分割民営化は果たして正しかったのか、大いに疑問に思えてしまいます。

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posted by Telmina at 18:24| Comment(0) | 交通
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