今朝、Twitterにおいて、またしても言論の自由に反する大問題が起きた模様です。
これまで暴力を助長・煽動してきた百田尚樹が凍結されないのに、憎悪煽動も誹謗中傷もしてないWADAさん(@WadaJP)が凍結されるっておかしいだろ。
− 大神ひろし (@ppsh41_1945) September 21, 2020
Twitter日本法人(@TwitterJP)はただちにWADAさんの凍結を解除すべき。今回のは不当凍結も甚だしい。#WADAさんの凍結に抗議します
そう。またしても、今の日本における政治の問題点を鋭く追及していたアカウントが、凍結されたのです。
私も時々、今回凍結されてしまったWADAさんのツイートを拝見し、参考とさせていただいておりましたが、ほかの方もおっしゃるように、この方は政治の問題点を追及してはいたものの、それを逸脱した誹謗中傷の類いは特になされていなかったように思えます。その点では、WADAさんよりもはるかに凍結に値すべきアカウントはゴロゴロしています。
やはり、このようなことが何度も何度も起きている以上、リベラル諸氏は主たる発言の場を一刻も早く分散型SNSに移すべきなのです。
もちろん、Twitterのアカウントを捨てろなどと言う気は毛頭ありません。むしろ凍結されていない人は死守してください。その上で、凍結等、何らかの理由でTwitterアカウントを使えなくなったときにも最低限の発信はできるように、Mastodon等の分散型SNSにアカウントを作ってサブアカウントのような形で保持してほしいのです。
私がTwitterでほとんど発言しなくなったのも、元々は単に分散型SNS(Mastodon)のほうが自分の性に合っているという単純な理由だったのですが、昨今、不当な凍結が横行していることを受けて、自分もよほどのことがない限りは自力で発言しないようにしています。それでも、先月は3日間限定で理由不明、意味不明の謎な「制限」を受けたのですが…。
一応、日本における分散型SNSの世界にも、数は少ないのですがリベラル(自由主義者)向けのコミュニティはあります。その一つが、このブログで何度も紹介しております、分散型SNSのプラットフォームのひとつである「Mastodon」を用いて私自身が運営している「LIBERA TOKYO」です。他にももしかしたらあるのかもしれませんが、少なくとも自分は「LIBERA TOKYO」以外で日本人が運営するリベラルを前面に出したコミュニティを知りません。以前は(厳密にはリベラルという概念とは異なりますが)反ファシズムのコミュニティもあったのですが、いつの間にかなくなっていました…。
なお、海外のコミュニティであれば、日本よりもはるかに(リベラルを前面に出していないところを含め)リベラル寄りのものが多いと思われます。例えば、Mastodonの新旗艦サーバ「mastodon.online」では、人種や性などの差別を明確に禁止しています。
以下、「その2」でも述べたことの焼き直しですが、これらは何度言っても言い足りません。
日本のリベラル諸氏には、まずは分散型SNSのとっかかりとして、我が「LIBERA TOKYO」にお越しいただきたいと思います。もし私(テルミナ)を信用できないのであれば、次のような選択肢もあります。
- 「mastodon.online」のような海外のコミュニティに登録する。
- 自分でサーバを借りてMastodonやPleromaといった分散型SNSのプラットフォームを導入して自力でコミュニティを立ち上げる。
とにかく、何らかの形で言論の自由を守る努力をしてほしいのです。
- なお、分散型SNSの世界では、大規模コミュニティに参加してその中で仲間を集うというTwitterのような使い方は、あまりおすすめできません。大規模コミュニティとは言え、個人あるいは小規模な団体による運営のところがほとんどであり、むしろそれ故に、管理が行き届かなくなっているところが散見されます。そのようなところでは、何か問題が起きたときにも適切に対処してもらえる可能性は、ほぼないと言ってよいでしょう。
MastodonやPleroma等で運営されている分散型SNSのコミュニティに参加することにより、他の分散型SNSのコミュニティともつながることができます。先述の例では、「LIBERA TOKYO」のユーザは「mastodon.online」のユーザと直接交流することができます。逆もまたしかり。また、これは私自身も実行していることですが、自分でサーバを借りてMastodonを導入して自分専用のサーバを立てて、そこから他の分散型SNSのコミュニティのユーザとつながることもできます。
Twitterで発言を続けているリベラル諸氏の悩みの種の一つに「凍結」があろうかと思われます。しかし、分散型SNSにお越しいただくことで、(参加するコミュニティにも左右されますが)この「凍結」に対する懸念はだいぶ緩和されます。なぜなら「分散型SNS全体」を支配している人間は誰もいないのですから。もしあるサーバでアカウントを凍結されても、分散型SNSであれば他のサーバで再起を図ることだって難しくありません。私自身も、現時点で、分散型SNSのコミュニティ6カ所(うち自分自身が運営しているコミュニティは3カ所)にアカウントを持っている状態です。
自分自身の言論の自由と言論の場を守るためにも、発言の場はできるだけ多く確保しておきましょう!
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- LIBERA TOKYO
- mastodon.online