昨日あたりから、分散型SNS「Mastodon」における自分のタイムラインで、Twitterでツイートごとに返信できるアカウントの範囲を設定できるようになったことが話題に上がりました。
自分は近年、特にMastodonを使い始めた3年前からは、Twitterのアカウントを保持しているもののほとんど活用しなくなっていたため、この新機能について気づくのがだいぶ遅れましたが、どうやらこの機能は本当につい最近追加されたようです。
この新機能、Mastodonから逆輸入されたのではと言う人もいるようですが、なるほど、その気持ち、なんとなくわかります。
今回Twitterで追加された返信可能なアカウントの設定ですが、新規ツイートごとに、次の3つのうちから選択可能です。
- 全員(非公開アカウントの場合は従来どおりフォロワーのみ)
- フォローしているアカウント
- @ツイートしたアカウントのみ
Mastodon等の分散型SNSに馴染んだ方であれば、発言(Mastodonの場合は「トゥート」)の公開範囲を選択する機能に似ていると思った方も少なくないでしょう。
もっとも、Mastodon等の場合は、選択できるのは発言ごとの公開範囲で、その公開範囲に入っている人であれば誰でも返信可能です。これはTwitterでいうところの「非公開アカウント」の設定を発言単位でできるようになったと考えればわかりやすいでしょう。
Twitterでは、今回の機能追加後も、ツイートの公開範囲は従来どおりで、ツイートごとに公開範囲を選べるようになったわけではありません。しかし、返信可能なアカウントの範囲を選べるようになったのは大きな進歩です。特に、(かつての私も層でしたが)常時クソリプに悩まされ続けていた人にとっては、大歓迎なのではないでしょうか?
もっとも、残念ながら返信可能なアカウントの設定をできるのは、この機能が実装されたあとに新規におこなったツイートのみで、過去ツイートや他者への返信等には使えない模様です。
ひどく個人的な意見としては、リツイートやいいねを可能な範囲も、今回の新機能と同等の選択肢の中から選べるようにしてほしいと思っています。実はかつての私は、クソリプ以上にリツイートやいいねを悪用される嫌がらせに悩まされていました。これは昨今も数が少なくなってはいるものの殲滅されたわけではなく、今週に入ってからも極端に過去のツイートに対してリツイートやいいねを仕掛けてきたアカウントをいくつかブロックしています(マジ)。
とはいえ、Twitter上で常に悪意にさらされているような人にとっては、大きな一歩です。今後、本当にリツイートやいいねを可能にする範囲も設定できるようになってほしいと思いますし、そのためにも今回の返信機能強化では、「実績」を積み上げてゆきたいところです。
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