2020年07月12日

支持政党変更について

 本日は、残念なお話をします。

 この話題を扱うことを取りやめて別の話題に差し替えるべきか、何度も悩みましたが、今このタイミングでこれを書いておかないと後々後悔すると思い、今回は敢えて表題の件について触れたいと思います。

 まず結論から申し上げますと、私・テルミナトレードマーク(TM)は、昨日・2020年7月11日(土)以降、政党に対する支持方針を、以下の通り変更致しました。

 なお、私自身が運営するリベラル専用Mastodonサーバ「LIBERA TOKYO」の管理者アカウント「@Telmina@libera.tokyo」のプロフィールからも、「れいわ新選組」に対する支持の表明に関する記述を削除しております。

 事の発端は、昨今の「れいわ新選組」およびその一部支持者の動向、とりわけ大西つねき氏の問題発言です。

東京都知事選挙にて

 自分は、先日の東京都知事選挙の公示日の前日である2020年6月14日(日)までは、「れいわ新選組」を堂々と支持しておりました。「れいわ新選組」の政策の多くに共感し、特に雇用や防災の観点から公共事業の強化を打ち出して新自由主義政策に歯止めを掛けようとする姿勢から、是非ともこの政党に大躍進してほしいと思っていたためです。

 しかし、転機となったのは、2020年6月15日(月)に公示された東京都知事選挙です。

 既に、何度も東京都知事選挙に挑戦している宇都宮けんじ氏が今回も立候補すると言うことで、私を含め野党支持者の多くが、宇都宮健児氏を支持する方向に動いておりました。

 ところが、「れいわ新選組」代表の山本太郎氏も立候補を表明することで、その流れは変わってしまいました。

 結果論になりますが、山本氏が立ったことで、多くの人が恐れていたとおり、野党票が分散してしまいました。しかも、山本氏は小池票を取ると言いながら、結局そのようにはならず、前回消極的に現職の小池百合子氏に投票した人は、とある分析結果によれば今回は日本維新の会の推薦を受けた小野泰輔氏に流れてしまいました。

 似たような公約を掲げる候補者が二人も出てしまったことで(しかも既に宇都宮氏が出馬を表明した時点で山本氏はまだ態度を明らかにしていなかった)、私のようにどちらに投票すべきか迷う有権者が多数現れました。私のように投票直前まで迷った人も、少なくなかったのではと思います。特に今回は、古参の山本支持者に動揺が広がっていたというのが特徴的でした。

参考記事
【 #都知事選2020 】山本太郎氏も出馬表明。しかし…

 それ故に、有権者の中でも、自分のように「今回は●●を支持する」と堂々と表明できなかった人が多数出てしまい、一部のれいわ支持者が言うような都知事選盛り上がりとは真逆の状況に追い込まれてしまいました。実感でも、前回の4年前と比べても明らかに盛り上がりに欠けていましたね。なお、4年前に野党統一候補として出馬した鳥越俊太郎氏はいろいろと問題のある人物でしたが、それでも野党統一できたからこそ選挙活動が盛り上がったことを否定する人はいないでしょう。

 今回、結果は小池圧勝。しかもリベラル票の一部まで小池氏に流れるというお粗末振りでした。

 今回の都知事選で、Twitterなどでは一部の熱心なれいわ支持者の態度が目に余りました。他候補に対するバッシングのみならず、いえ、それよりも、ひたすら山本氏を推すだけで情勢分析もしなければ山本氏の何がよいのかも全く訴えない、「信者」と呼ぶのが妥当な支持者を複数目撃しました。結果が出て山本氏の落選が確定してからも、総括も反省もせずに「衆院選も頑張るぞ」と書き込むのまでいて、こんなやり方では次やその次があっても絶対に勝てないと思いました。

 選挙後の総括については、「れいわ新選組」自体もできていないように見受けられます。これでは、早ければ今年にもあると言われている衆議院議員選挙で、自分は「れいわ新選組」を推すことなどできません。死票になってしまうのが目に見えているからです。

大西つねき氏の問題発言

 ただでさえ都知事選で惨敗して落ち込んでいるときに、またしても「れいわ新選組」がらみで頭の痛くなる話題が出てきてしまいました。

 「れいわ新選組」の構成員の一人である大西つねき氏が、動画内で「命の選別が政治家の仕事」という発言をしたことが大問題となってしまいました。

 なお、その動画は既に公開停止されていて(もちろん私はその動画を生で見ていません)、その代わりに謝罪文が掲載されていますが、「命の選別」は優生思想にもつながる危険な考えであり、これは謝罪文にもあるとおり「れいわ新選組」の結党の精神とは真逆のものでもあります。

 ここで、大西氏は謝罪していますが、その後「れいわ新選組」がとった態度が、さらに問題を拡大させてしまいました。

参考記事
山本太郎の国会活動を支えてきた人物「解党的出直ししかあり得ない」 @ 田中龍作ジャーナル

 実は個人的には、この田中龍作という人物にはあまり好感を抱いていません。アンチれいわという印象をどうも払拭できなかったからです。

 しかし、今回の件に関する一連の田中氏の指摘については、「れいわ新選組」およびその支持者は真摯に受け止めなければなりません。

 最初、山本氏が大西氏への処分に否定的だった件。普通はこの時点でアウトでしょう。大西氏は議員ではありませんが、政党構成員の一人であり、それが党の精神に反する上に優生思想につながる発言までしてしまったということと、それに対して党が即座に除籍処分にしなかったことで、「れいわ新選組」支持者の多くが共感したであろう「全ての人々の暮らしを底上げします」という政策の根本に対する説得力が失われてしまいました。

 その後、7月10日(金)の記者会見で、山本氏が総会で除籍を提案すると発言したことが、さらに火に油を注いでしまいました。これが、猛批判を受けての方針転換であることは多くの人から指摘されています。これは、「批判されていなかったら大西氏に対する処分はなかった」と解釈することができます。これは、山本氏が大西発言を知ったとされる7月7日(火)に大西氏に対する処分の方針を決めなかった時点で、激甘な対応と言わざるを得ません。

 なお、その7月10日(金)の記者会見については、7月12日(日)14時現在、「れいわ新選組」公式サイトでは一切言及されていません。これも、公党としてはあるまじき態度なのではと思います。

 そして個人的に何より腹立たしいのが、一部のれいわ信者がこのような問題を引き起こした大西氏や「れいわ新選組」を擁護しているという点。昨日、その中で特に不快だったツイートをTwitter内で見かけたのですが、うかつにもブックマークするのを忘れてしまい、そのツイートのURLは完全に失念。しかし、そこから読み取れた概要は、「大西は政治家じゃなくて一般人の身分なのだから、やり直しのチャンスを与えるべきじゃないか」ということ。政党、ましてや野党でこれを許してしまうと、政策を読んで自分なりに咀嚼した上で支持しているまっとうな支持者がどんどん逃げてくのは明白です。自分の発言に責任を持てない人物が公認候補となっている政党なんて誰が支持しますか?

 田中龍作ジャーナルでは、先ほど紹介させていただいた「山本太郎の国会活動を支えてきた人物「解党的出直ししかあり得ない」」以外にも、今回の大西発言や、「れいわ新選組」そのものに対する問題点の指摘がなされています。今回は敢えて言及しませんが、ご興味のある方はチェックしてみてください。事実ならば「れいわ新選組」への支持を取りやめたくなるような内容も出てきます。

おわりに

 これまで私は「れいわ新選組」の政策の多くに共感し、躍進を心から願っておりました。

 昨年の参議院議員選挙で、重度の障害をお持ちの舩後靖彦、木村英子両氏が当選し、現在国政の場で活躍していることに対しては、心から喜ばしいと思っています。

 しかしながら、今回の大西発言は、この両参議院議員をも否定しかねないという点でも、党の存続そのものに関わる危険なものと言わざるを得ません。

 山本太郎氏の都知事選惨敗後も、自分は「れいわ新選組」支持の看板は下ろしませんでしたが、今回の大西発言の件でこの党の問題点がはっきりと明るみに出てしまったことで、私もこれ以上「れいわ新選組」への支持を続けることはできないと判断し、冒頭で述べた結論に至りました。

 なお、支持の「取りやめ」ではなく「凍結」と表現したのは、今後「れいわ新選組」がまっとうな政党として再スタートできる可能性も捨てたくなかったためです。ただ、そのためには、先述の田中氏の記事にあるように「解党的出直し」は絶対不可欠であります。そして、残念ながら今の「れいわ新選組」にはそれを期待できません。

 去年寄付した5万円、耳をそろえて返してほしいくらいです。

 もう一つの私の支持政党である「立憲民主党」もいろいろと問題のある党で、特に個人的には執行部の特定人物の与党補完勢力っぽい態度を支持することができません。それに、あそこにも支持を盲信とはき違えた「信者」がいるのは残念ながら事実です。しかしあそこには、現政権支持者が悪夢と言う民主党政権を経験した議員も多く、若手と呼ばれる議員の中にも自分なりの信念を持った人も少なくありません。

 私自身の立憲民主党支持者としての立ち位置は、現時点では「立憲パートナーズ」にとどまっています。そして近年は、その「立憲パートナーズ」としての活動すらまともにできていない状況です。しかし、今後のことを考えると、「一般党員」になることも検討すべきなのではと思い始めています。とはいえ、今でさえろくに活動できていないのにさらに積極的な活動を要求される一般党員が果たして自分に務まるのかどうかと考えると、二の足を踏んでしまいますね…。


posted by Telmina at 14:19| Comment(0) | 政治
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