当初の予定では、今日は別のことを書こうとしていたのですが、それよりもさらに関心のある話題が降ってきましたので。
昨日、東京都知事選挙の立候補予定者5氏の共同記者会見があったそうです。
それについて触れられている次の記事を見てみたいと思います。
今回参加した5氏は次の通りでした。
参加者は50音順に、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、現職の小池百合子氏(67)、NHKから国民を守る党の党首、立花孝志氏(52)、れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)。
一通り目を通してみて、この中から自分が投票しようと思う立候補予定者を一人に絞れと言われると極めて困難ではありますが、まずは2人に絞れと言われれば1秒で可能です。もちろん、宇都宮健児氏と山本太郎氏。
自分は、まだ記事内にある動画をちゃんと見ていませんが、時間のあるときにそちらもチェックしたいと思いますが、とりあえずは文字起こしされている情報を眺めてみましょう。
【有権者への訴え】
まず、公約破りの現職・小池氏は論外として、それ以外に宇都宮、小野の2氏がコロナ問題を真っ先に取り上げています。
立花氏の言う全体主義への警鐘については、いろいろと突っ込みどころがありそうです(苦笑)。
山本氏の訴え、普段から山本氏の街宣などを訊いていないと、もやっとした印象を受ける人も少なくないのではと思います。
【小池都政の評価】
宇都宮、小野両氏はずいぶんと小池都政を高評価しているんだなと。しかも両氏とも築地市場の豊洲移転の問題を減点要因として掲げているようなのですが、加算されている30点はどっから来ているのでしょうかね。待機児童の問題とかだって、30点もくれてやるような要因ではないです。
立花氏が述べている満員電車の問題で、確か小池氏は4年前の公約で2階建て電車を入れるとか言っていたと思いますが、あんなの鉄道ファンが見れば一発でそんなことするわけないとわかります。事実、JR東日本では、かつて2階建て電車の導入を試みていましたが、オール2階建て電車の215系はあちこちで嫌われて事実上のライナー専用車両になってしまいましたし、かつて常磐線にいた415系1900番台も結局試作1両で終わってしまいました。新幹線のMaxも、去年の台風19号がなければとっくに引退していた車両です。首都圏の2階建て電車で残っているのは、結局グリーン車だけ。
やっぱり、公約を見て、やる気があるのか、絵に描いた餅なのかということぐらいはある程度見極められる眼力が、有権者には求められます。
自分の実感に一番近いのが山本氏。「採点不能」とのことですが、書かれている内容を読めば、「高くても0点」でしょう。
【五輪・パラリンピック】
ある意味最も候補予定者の性格が表れる質問です。
宇都宮、山本の2氏が中止、小野、立花の2氏が再延期。そして現職の小池氏は何やら玉虫色なことを言っているようですが、再延期派なのは間違いないでしょう。
自分はこの時点で宇都宮氏か山本氏の2氏に絞れてしまいます。感染症対策のことを気にするならなおさら。
【IR誘致】
こちらも候補予定者の性格が強く表れました。
現職小池氏はまたも玉虫色。小野、立花両氏は推進、宇都宮、山本両氏は否定的で、特に山本氏はカジノの問題点の本質を突いています。
これだけではまだまだ各氏が特に重点的に取り上げたいことが見えませんが、この4つの質問からだけでも、自分は投票先を2氏にまで絞り込むことができました。
現職の小池氏は論外で、五輪やIRに対する姿勢を見ると、小野、立花両氏に都政を任せるわけにはゆきません。
結局自分は、山本太郎氏が立候補を表明した時点に戻ることになってしまいました。
…どうすりゃいいんだよ!