新型コロナウイルス蔓延を受けて、世界各国では国民に対する補償がきちんとおこなわれているそうです。
残念ながら日本では、政府が国民に対する補償に極めて消極的であり、国民1人当たり10万円の給付の方針が決まったのもつい先日。それまでは、1世帯当たりたった2枚のマスクでお茶を濁そうとしていました。安倍政権への皮肉からか、このたった2枚のマスク、Twitterなどでは「#アベノマスク」と呼ばれる始末。
そのマスクも、汚れやカビなどの発生による不良品の指摘が相次ぎ、一度未配布分についてはすべて回収されたそうです。
不良品騒ぎからしばらく経過した昨日、ようやく自分の手元にも「#アベノマスク」が届きました。
あの不良品騒ぎのあとということもあってか、少なくとも外見からは目立った汚れやカビなどは見当たりませんでした。
しかし、ほんっとうに1世帯に2枚しか配っていないんですね。宛名などは一切書かれておらず、「タウンプラス」で配達可能なすべての箇所に配送されている模様です。事務所や店舗にも届けられたなどという話もあります。
こんなことに466億円も使うのであれば、もっと他にマシな使い道はいくらでもあったのにと思います。自治体とか医療機関への支援とか…。
なお、本記事執筆時点では、Twitterのハッシュタグ「#アベノマスク」で、我々の血税の一部がうさんくさいペーパーカンパニーに流れた話題で持ちきりだったりします。
次の記事は政権批判をする人たちに対する悪意に満ちた記事ではありますが、Twitterに出ていたので参考まで。
こんな雑な税金の使われ方をしているにもかかわらず、Twitterのハッシュタグ「#アベノマスク」では政権への賛辞すら見受けられ、心底うんざりしております。
なお、せっかく届いたマスクですが、自分は開封せずにしばらく保管するつもりです。後世になってから2020年という年や安倍政権という政権を振り返る上での資料となり得るからです。後世の人間がこの時代に生きる我々を嘲笑する姿が目に浮かびます…。